中医学(中医学基礎理論・中医診断学・中医内科学)を詳しく説明する一般社団法人国際伝統中医学協会の「中医学大辞典」
緑の湖

脇痛

脇痛は片側、あるいは両側脇の疼痛を主な症状とする病症である。

肋間神経痛、頚椎症、胸部根性神経痛、胆嚢炎、急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変などの治療には本証を参照する。

中医内科学/脇痛の相関図

<弁証論治>

1.肝気鬱結

【症状】脇脹痛を主とし、痛みは遊走性で固定しない、疼痛の程度は情緒に影響され易い、胸悶、飲食減少、噫気(げっぷ)頻回。苔は薄く、脈は弦である。

【証候分析】肝失条達、脇絡阻滞のため、脇部脹痛をみる。気は時集時散の特徴を もつため、疼痛は遊走性になる。気鬱と情緒は密接な関係をもつため、疼痛の程度は情緒に影響される。気機不暢のため、胸悶をみる。肝気横逆のため、飲食減少、噫気頻回をみる。脈が弦は肝鬱の証候である。

【治法】  疏肝理気 。

2.瘀血停着

【症状】脇部刺痛、固定性の痛み、夜間増悪、あるいは脇部の痼(しこ)り。舌質は 紫暗で、脈は沈渋である。

【証候分析】慢性気滞で血瘀が生じるか、あるいは打撲損傷で瘀血停滞、痺阻脈絡のため、脇部刺痛、固定性疼痛、夜間増悪をみる。瘀血が長期停滞のため、痼りができ る。舌質が紫暗、脈が沈渋は瘀血停滞の証候である。

【治法】袪瘀通絡。

3.肝胆湿熱

【症状】脇痛、口苦、胸悶、食欲不振、吐き気、嘔吐、目赤、または黄色、体が黄色、尿が黄赤。舌苔は黄膩、脈は弦滑数である。

【証候分析】肝胆泡熱、肝絡失和、胆失疏泄のため、脇痛、口苦をみる。湿熱中阻、昇降失常のため、胸悶食欲不振、吐き気、嘔吐をみる。肝は目に開竅する。肝火上炎のため、目赤をみる。湿熱内蘊、胆汁外漏のため、黄疸をみる。舌苔は黄膩、脈は弦滑数は肝胆湿熱の証候である。

【治法】清熱利湿。

4.肝陰不足

【症状】脇部隠痛、日久持続、口乾咽燥、心中煩熱、眩暈。舌は赤い、少苔、脈は細弦数である。

【証候分析】肝鬱日久、化熱化火 、肝陰耗傷、あるいは久病体弱、精血虧虚、肝絡失養のため、脇部隠痛、日久持続をみる。陰虚内熱のため、口乾咽燥、心中煩熱をみる。精血虧虚、上養不能のため、眩暈をみる。舌が赤い、少苔、脈が細弦数は陰虚内熱の証候である。

【治法】養陰柔肝。

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